韓国の「ピョヘジャンクク」とは?豚の背骨をじっくり煮込む韓国の酔い覚ましスープ
韓国には、お酒を飲んだ翌日や、温かくボリュームのある食事が欲しいときに食べられる「ヘジャンクク(해장국)」というスープ文化があります。
その中でも、大きな豚の背骨と野菜をじっくり煮込んだ「ピョヘジャンクク(뼈해장국)」は、濃厚な旨みと食べ応えが魅力の代表的な韓国スープのひとつです。
骨からほろほろと取れる豚肉と、スープの味をたっぷり吸った野菜。そしてごはんと一緒に食べたくなる深い味わい。
今回は、ピョヘジャンククとはどんな料理なのか、韓国のヘジャン文化やカムジャタンとの違いとあわせてご紹介します。

ピョヘジャンクク(뼈해장국)とは?
「ピョ(뼈)」は韓国語で「骨」、「ヘジャンクク(해장국)」は酔い覚ましとして親しまれてきたスープ料理を意味します。
ピョヘジャンククは、豚の背骨をじっくり煮込んだスープに、ウゴジやシレギと呼ばれる葉野菜などを加えて煮込む韓国料理です。
味噌や醤油などで味付けされたスープには、豚骨と肉の旨みがしっかりと溶け込み、濃厚で奥深い味わいに。長時間煮込んだ骨付き肉はやわらかく、骨から簡単にほぐれるほどになります。
スープを楽しむだけでなく、大きな骨についた肉を箸や手でほぐしながら食べるのもピョヘジャンククならではの楽しみです。
韓国の「ヘジャンクク」文化とは?
韓国では、お酒を飲んだ翌日に温かいスープを食べる「ヘジャン(해장)」の文化があります。
「ヘジャンクク」という名前の一つの決まった料理があるわけではなく、牛骨を使ったもの、牛血を使ったもの、豆もやしを使ったもの、豚の背骨を使ったものなど、地域や店によってさまざまな種類があります。韓国観光公社も、豚の背骨を使ったスープをヘジャンククの代表的なバリエーションの一つとして紹介しています。
前回ご紹介した干し鱈スープ「プゴク」が比較的あっさりとしたヘジャン料理なのに対して、ピョヘジャンククは肉と骨の旨みをしっかり楽しめる、食べ応えのある一杯です。
カムジャタンとは何が違うの?
ピョヘジャンククとよく似た韓国料理に「カムジャタン(감자탕)」があります。
どちらも豚の背骨をじっくり煮込む料理のため味の方向性はよく似ていますが、一般的にピョヘジャンククは一人前のスープ料理として提供されることが多いのに対し、カムジャタンは大きな鍋で複数人で囲んで食べる料理として親しまれています。
カムジャタンには豚の背骨に加えて、じゃがいも、白菜、エゴマの葉やすりエゴマなどを加えるスタイルも多く、より具だくさんで鍋料理らしい構成になるのが特徴です。
韓国では、ピョヘジャンククを一人でごはんと一緒にしっかり食べる日もあれば、カムジャタンを何人かで囲みながらお酒と一緒に楽しむこともあります。
同じ豚の背骨を使っていても、食べ方や楽しみ方には少し違いがあるのです。
骨付き肉だからこそ味わえる、韓国らしい一杯
ピョヘジャンククの魅力は、何といっても大きな骨付き肉。
じっくり煮込まれた豚肉はやわらかく、箸でほぐしながら食べ進めると、骨の間からもたっぷりと肉が出てきます。
さらに、豚の旨みが溶け込んだスープを吸った野菜も主役のひとつ。
肉、野菜、スープをごはんと一緒に食べれば、それだけでしっかりとした一食になります。
韓国旅行で初めて食べて、そのボリュームと濃厚な味わいに驚いたという人も少なくない韓国料理です。
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まとめ|豚の背骨の旨みを楽しむ韓国のヘジャンクク
ピョヘジャンククは、豚の背骨をじっくり煮込み、肉の旨みと野菜の味わいを一杯に詰め込んだ韓国のスープ料理です。
韓国では「ヘジャン」の一杯として親しまれているだけでなく、ごはんと一緒にしっかり食べたい日の食事としても楽しめます。
似ているカムジャタンとは食べ方や具材の構成に少し違いがありますが、どちらにも共通しているのは、骨付き豚肉をじっくり煮込むことで生まれる濃厚な旨み。
韓国ならではの豪快な骨付きスープを、ぜひ一度味わってみてください。



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